生産現場・施設の紹介

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フェンロータイプ

フェンローはオランダでは主流の大型温室タイプの事です(写真1)。
現在ではフェンロータイプの大型温室は日本全国に数多くあると思いますが、JFDのフェンロー程の設備が整ったタイプはここにしかないと思います。設備はオランダの温室と同じ仕様になっており、面積は約1000坪で7つの部屋に区切られています(写真2)。
室内設備は約8坪の大型冷蔵庫・温筒管・ラック式カーテン・頭上潅水・高圧ナトリウムランプ・リフティング式金網ネット・自動消毒機・ベルトコンベア式収穫機・換気扇などがあり、効率良く作業が出来る様になっています。
フェンロータイプの特徴としては屋根が高い為、ガラス温室に比べ涼しく、換気性もよく、室内全体の温度むらもない事や、厚さ4mmの大きなガラスと骨材が細かい為、太陽光の入りも良く植物には快適な環境を保つ事が出来ます。
さらに通常施設のハウス利用率は60%(坪150本)程ですが、このシステムでのハウス利用率は90%(坪230本)を超え、定植の際も専用の台車を効率良く使い、3万本を4時間程(4人)で定植できます(写真19)。

その他、資材の特徴を紹介します。

写真1

写真2

写真19

大型冷蔵庫(写真3)
オランダよりオーダーメイドで取寄せたもので、壁の厚さは18cm高さは3mもある頑丈な冷蔵庫です。冷気も逃げない為、電気代の節約にもなり数万本のマムを収納する事が出来ます。

写真3

温筒管(写真4)
通常、冬の時期はボイラー(暖房機)を使用し部屋の温度を保ちますが、ボイラーは上手に使用しないと室内で温度むらがでてしまいます。しかし、温筒管は室内に張り巡らされた管の中に温水を循環させる事で全ての室内の温度を一定に保つ事ができます。その為、温度むらはなく常時一定の温度を保持できる特徴があります。温筒管は風ではなく水による温度管理を実現しています。

写真4

ラック式カーテン(写真5,6)
このフェンローのカーテンは7部屋同時に開閉ことができるタイプのもので、従来の施設よりもカーテンによる影を最小限にでき、部屋全体に太陽光が満遍なく行き届くようになっています。

写真5

写真6

頭上潅水(写真7,8)
施設園芸での植物への水分補給の方法として、従来では地面に潅水をはわせ植物の下部からの水の与え方法が主流ですが、ここは全て上部から水を与える頭上潅水を設置しています。これを使用することで植物全体に満遍なく水分を供給でき、水むらがない事や、潅水の設置・撤去作業の手間を省けるいう大きな利点があります。

写真7

写真8

高圧ナトリウムランプ(写真9,10)
高圧ナトリウムランプは5000ルックス程(通常の電球の100倍)の光を発することのできるランプです。使用する事で冬場の日照不足の補助や、ランプからの発熱による施設の保温補助効果もあります。

写真9

写真10

リフティング式金網ネット(写真11,12)
金網ネットを温筒管に設置し、ワイヤーで全体を上下させるといった設備です。これによりネットを上げる手間がなく数㎝単位で上下できるので植物の生育に合せて使用せきます。使用済みの際には最上部まで上げておく事でトラクターが出入りする事もでき、深耕作業等にもまったく支障はありません。定植時にネットを最下部まで下げるだけなので、短時間で準備ができます。

写真11

写真12

自動消毒機(エコマスター)(写真13,14)
簡単なボタン操作で部屋全体を簡単に消毒できるオランダ製の消毒機です。マスプレーとほぼ同様の機械で上部より散布するタイプになります。126坪の部屋を数分で消毒することが出来ます。

写真13

写真14

ベルトコンベア式収穫機(写真15,16,17)
フェンローを収穫の際には、この機械を使用してます。部屋の奥までベルトを伸ばし、収穫したマムを5本1セットでベルトに乗せ、手前の機械本体まで運び、センサーで感知されたマムの下葉を取り、90cmでカットされて写真の様に出てきます。それを10本に合せてスリーブに入れるという流れになります。この機械だけで収穫から荷造りまで全て流れ作業で行えるシステムになっています。

写真15

写真16

写真17

換気扇(写真18)
写真の様にこの部屋には多くの換気扇が付いており、常に風の循環を行っています。風の循環が良い為、夏の時期でもとても涼しく、部屋の温度が一定に保てます。

写真18


以上の様にフェンローには最新の設備が設置され、植物は常に快適な環境で育ち、人も快適な環境で仕事ができる施設になっています。今まで多くの方が見学に来られましたが、初めて見る方は本当に驚かれ、オランダとまったく同じ施設ですねと口々に言われます。マムは人と同じように生き物なので、環境の良い施設は大切だと思います。

 
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ネットハウス

この施設は主に夏の暑い時期の為に作られた施設です(写真1)。
屋根の部分はビニールでサイド部分はすべて防虫ネットになっているので部屋の中はとても涼しいくなっています(写真2)。
夏は植物も人と同様に暑さを感じます。そこでこの様な施設を建てる事により暑さ対策をするのです。家だと壁一面が網戸の様な感覚です(写真3)。
主は夏作なのですが、冬場でもマムを作れる様に暖房機も設置し(写真4)、サイド部分にも巻上げ式のビニールを貼ってあります。フェンローと同じラック式カーテンと換気扇があり良い環境をつくっています(写真3,5)。
夏場の施設に入ると少し肌寒い感じがしマムにとっては最適な環境で品質の良い商品が作れます。
  • 写真1

  • 写真2

  • 写真3

  • 写真4

  • 写真5


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温室

従来からある普通の温室です(写真1,2)。
温室の外観はガラスやビニールになっており、暖房機やカーテン・換気扇などが設置されています(写真3,4)。
前に紹介したフェンローやネットハウスとは違い、カーテンは屋根に沿ったものが主流です。中の設備は金網ネットや頭上潅水・換気扇など、他の施設と比べ特に変わりはありません。
最も多くの農家の方が使用しているタイプの温室です。
  • 写真1

  • 写真2

  • 写真3

  • 写真4